読み下し
子曰わく、其の人と為りや、孝弟にして上を犯すを好む者は鮮なし。上を犯すを好まずして乱を作すを好む者は未だ之れ有らざるなり。君子は本を務む、本立ちて道生ず。孝弟なる者は、其れ仁を為すの本か。
ひろみ現代語訳
有子は言った。「その人柄が家庭において、親に孝行で兄姉に従順であるなら、世間において目上の人に対して礼儀を持って行動できないはずがない。このような人柄の人は、社会を乱すことは絶対にしないのである。立派は人は、物事の根本をしっかりと押さえている。根本が定まっているから、自ずと道は開いていくのだ。最高の徳「仁」を身につけた者もおそらく、親・兄姉に対する礼儀を学びそして実践しているはずである。」
ひろみ解釈・まとめ
*社会が平和であるには、社会が構成されてる要素要素がしっかりしている必要があります。社会を人の所属単位で分解していくと、国家>地域社会>家庭と分け方は様々ありますが、人間社会の最小単位は間違いなく「家庭」です。この小さな人間社会「家庭」において、目上の人にしっかりとした礼儀を持っていない者が、大きな人間社会「社会」で立派に生きていけることはないでしょう。
:グサリとささりました。反抗期が長かった私。親にも先生にも反発していました。まるで一人で大人になったのかのように偉そうにしていました。そういう時期はまさしくこの考えを持てていないときです。
「「今の私がいるのは、誰のおかげ?それは紛れもなく、両親をはじめ面倒を見てくれた年上の人たちの存在があったから」」
私たち新しい世代は、一つ前の世代の価値観とはまた違ったものを持っています。意見が合わないのは当然。そこで自分がどう立ち振舞うべきなのか、この論語の文章から考えさせられます。
礼儀を持って生きる、とっても大切なことです。
*小さな世界でできていないことは、大きな世界でも当然できません。大きな世界でできていることは、そのことの根本がしっかりとしている証拠です。
:私は連絡をとめがちなんです。本当にこれが自分の一番いけないところだと自覚しています。友達、家族とのライン、メッセンジャー全然返しません。
そして、重要なE-mailもとめてしまうんです。本当にカスだと思います。あとで返そうって思っちゃうんですよね。この論語を知り、「元気〜?」とささいな連絡にも「元気!」とソッコーで返していこうと思いました。
**以下の文献・WEBを読み、私なりの「現代語訳」と「解釈・まとめ」を載せています。結構内容変わっているなあ〜、と自分ですでに思っています。学説的に間違っているかもしれませんが、以上が私の論語の学びからのアウトプットです。
参考文献・WEB
*【現代訳】論語 下村湖人 PHP研究所
*論語解説 http://www.niigata-ogawaya.co.jp/rongo3/s-00-000.htm