読み下し
曰わく、巧言令色、鮮なし仁。
ひろみ現代語訳
孔子はいった。「口達者で人に媚びるような態度は、他人と親しみ、思いやりの心をもって共生しようとする態度から遠く離れる。」
ひろみ解釈・まとめ
*「口達者で人に媚びるような態度をとる」は「真実を偽って自分を表現している」ことを意味します。社会を構成するのは私たち「人」。その人が「偽り」でつながっていってしまったら、その社会とは「偽り」の社会でしかありません。
:やはり、自分の気持ちに正直に言動するのが一番良いのです。場を取り繕ったり、対人関係がうまくいくように、自分を偽って行動することは短期的には、なんとかなるかもしれません。しかし、偽りの自分から出たものは、偽りでしかありません。いつか絶対ほころびが生じ、自分自身が「偽り」に苦しめられます。
:「こうあるべきだ」「こうあってほしい」という周りの期待や願望に応えようと努力するのは、素晴らしいことです。私は、その目的がなんであれ、努力すること自体に価値を感じています。ただ、その努力と成果を、過大に表現してはいけないのです。ありのままの姿を見せること、それが大事なんだと思います。
**以下の文献・WEBを読み、私なりの「現代語訳」と「解釈・まとめ」を載せています。結構内容変わっているなあ〜、と自分ですでに思っています。学説的に間違っているかもしれませんが、以上が私の論語の学びからのアウトプットです。
参考文献・WEB
*【現代訳】論語 下村湖人 PHP研究所
*論語解説 http://www.niigata-ogawaya.co.jp/rongo3/s-00-000.htm