読み下し
子曰わく、吾日に吾が身を三省す。人の為に謀りて忠ならざるか、朋友と交りて信ならざるか、習わざるを伝うるか。
ひろみ現代語訳
曾がいった。「私は毎日、次の3つのことを反省するようにしている。【人のためといいながらその行動に「私欲」はなかったか?】【友人に対して信頼を裏切る「行為」をすることがなかったか?】【自分でまだ実践できるほど身についていないことを人に「伝えている」のではないか?】」
ひろみ解釈
*【人のためといいながらその行動に「私欲」はなかったか?】
:自分が行動をおこした、「その動機」は何かを考えるのです。私欲があると、目先の利益に目が眩んでしまって、大したことができなくなってしまうことを危惧しています。これを踏まえた上で「私欲」が存在していることを意識し、行動していけばいいのかな〜と思います。私は「動機」が私欲であろうと、「目標」にむかって努力することに一番価値を見出しているので。
*【友人に対して信頼を裏切る「行為」をすることがなかったか?】
:ふとした行為が自分の意とは裏腹に、他人を傷つけてしまった、自分の信頼をなくしてしまった、なんてことありますよね。自分もそして相手も人間完璧じゃないですから、これはしょうがないことだと思います。しかし、それでも改善の余地はあるはずなので、自分のアクションの影響がどうなっているのか考えること、とっても大切です。
*【自分でまだ実践できるほど身についていないことを、人に「伝えている」のではないか?】
:最近理解したことですが、「発信する」って大事ですよ。実践できるほど身についていないことでも、自分が何を思い・何を感じ・何をしているのか・何を目指しているのか、伝えることで応援してくれる人ができたり、誰かへのなにかを起こす起爆剤へとなるんです。実践できるほど身についていないことを発信していいんじゃないかな〜。ただし等身大の自分の姿言葉で。これ、きっと受け取り側の問題です。受け取り側が、受けた情報を、価値があるかないか仕分けできるような「考える力」を持てばいいんです。
*「私欲」は思ったこと・「行為」はやったこと・「伝えている」は言ったこと。
:思ったこと、やったこと、言ったこと、すべてあなた自身です。自分のことは自分が一番わかっていると思いがちですが、案外そうではないのかもしれません。自分を本当に知るため、1日を振り返り、反省改善していく人生を送ってみませんか。昨日より進化し続けましょう。
**以下の文献・WEBを読み、私なりの「現代語訳」と「解釈・まとめ」を載せています。結構内容変わっているなあ〜、と自分ですでに思っています。学説的に間違っているかもしれませんが、以上が私の論語の学びからのアウトプットです。
参考文献・WEB
*【現代訳】論語 下村湖人 PHP研究所
*論語解説 http://www.niigata-ogawaya.co.jp/rongo3/s-00-000.htm