読み下し
曰わく、千乗の国を道くに、事を敬して信、用を節して人を愛し、民を使うに時を以てす。
ひろみ現代語訳
孔子は言った。「国を治めるにあたり、政治家は以下の3つを心掛けなければならない。【国政の一つ一つに真面目に取り組み、国民に公約したことは必ず実行すること】【できるだけ国費を削減し、税負担を軽くして、国民をいたわってやること】【国民に労役を課す場合には、国民が忙しくない時期を選ぶこと】」
ひろみ解釈・まとめ
今日の1日1論語は、政治に関しての孔子の意見です。これまで明記してきませんでしたが、そもそも論語とは「政治の書」。人のあるべき精神について書かれてはいますが、聖書や仏典とは違うものなんですね。この違いについては、後日詳しく書いていこうと思っています。
さて、今日の内容をみていきましょう!
*国政の一つ一つに真面目に取り組み、国民に公約したことは必ず実行すること
これ当たり前のことなんですけど、できてないのが世の常です。自分の言ったことをやって初めて、人からの信頼を得られます。選挙に受かった時点の、国民から政治家へのベクトルは「信頼」ではなく「期待」です。
政治に関して、私勉強不足なので、今の政治家に対して意見できません。ころっころ首相が変わってる時点で、国の舵きりはめちゃくちゃなんだろうなって印象です。
*できるだけ国費を削減し、税負担を軽くして、国民をいたわってやること
国費とは、国のために使われるお金。東京オリンピックに使われる国費。中国の森林に使われる国費。消費税10パーセント。『国のためとは国民のため』であるはずなのに、私たちの生活は果たして豊かになっているのでしょうか?
*国民に労役を課す場合には、国民が忙しくない時期を選ぶこと
これはシンプルにいきましょう。人に物事を頼む時は、タイミングを見計らえ!
**以下の文献・WEBを読み、私なりの「現代語訳」と「解釈・まとめ」を載せています。結構内容変わっているなあ〜、と自分ですでに思っています。学説的に間違っているかもしれませんが、以上が私の論語の学びからのアウトプットです。
参考文献・WEB
*【現代訳】論語 下村湖人 PHP研究所
*論語解説 http://www.niigata-ogawaya.co.jp/rongo3/s-00-000.htm